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第3章 これがあなたの体を疲れさせている食品だ |
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牛乳をやめる 重要度 ★★★★☆ 「カルシウムが含まれているから」 とチョークを食べている人がいたら、変人であろう。 牛乳も同じことだ。 またぞろ牛乳のCMが盛んになってきたが、やはり健康によいということを最大の謳い文句にしている。これは明白な詐欺である。 健康のために、特にカルシウムをとるのを目的に飲んでいる人が多い牛乳だが、牛乳は人間にとっては毒物である異種タンパク質である。チョークのほうが、まだしも安全かもしれない。 肉、卵もそうであるが、人間のタンパク質とは組成が違う他の動物のタンパク質(異種タンパク質)は、そのままでは吸収できない。 異種タンパク質がそのまま吸収されたらどうなるか。 たちまちアレルギー反応が起こり、最悪の場合、死に至る。したがって異種タンパクを口にすると、体はこの猛毒をアミノ酸へと分解し、無毒化してから、人体と同じ組成のタンパク質に組み替えて再利用することになる。 人間の体はタンパク質でできているからタンパク質をとればよいと思うのは早計であって、肉、卵、牛乳といった動物性食品でタンパク質をとった場合は逆に体への負担となるのだ。 怖いのが、牛乳を乳児に飲ませた場合である。 消化能力がまだ未発達であるため、この異種タンパク質を完全には分解できないまま腸壁を通過し、体内に吸収してしまう。アトピーの赤ちゃんに粉ミルクを与えるのをやめると急速によくなることがあるのはこのためである。 母乳がわりに粉ミルクを与えるなどというのは子供に少しずつ毒を盛っているのと同じであるからただちにやめるべきである。「うちの子は粉ミルクですくすく成長しましたよ」 というのは粉ミルクの害にも抵抗できた赤ちゃんの驚異的な生命力のゆえであって、粉ミルクがよかったということではない。 さらに牛乳には乳糖が含まれているのが問題だ。 牛乳を飲むと下痢をすることがあるが、その原因となっている成分がこの乳糖である。 乳糖(ラクトース)を分解するにはラクターゼという酵素が必要だが、この酵素をつくることのできる日本人というのは15%しかいない(統計法によりバラつきがあり、5%との説もある)。 体の中でも、腸のつくりは民族間でかなり異なる。人類の長い歴史の中で酪農民族であるヨーロッパ人は乳糖を分解できる小腸が形成されていったが、農耕民族の日本人は牛乳を飲む必要がなかったため乳糖を分解するような腸にはならなかったのだ。 こういうと日本人が劣っているように思われるかもしれないがそうではなく、牛乳を飲めてしまう民族というのが世界的には例外なのである。 牛乳は、日本人の体には合わない食品だ。 そもそも、大人になれば牛でさえ飲まない牛乳が、成人した人間の飲み物になるわけがない。牛乳は完全栄養食品などと言う人がいるが、それは牛の赤ちゃんにとっての話だ。西洋栄養学は、タンパク質やカルシウムといった個々の食品成分のみを見て食品全体を見ないから、人間にはまったく不向きな牛の乳などを人間にすすめる馬鹿が現れるのだ。 日本人の牛乳信仰を決定づけている要因のひとつに、豊富なカルシウムということがある。牛乳は吸収しやすいカルシウムが豊富に含まれているから毎日飲むようにしよう、ということになっている。これは本当だろうか。 牛乳はカルシウムのかたまりのように思っている人がいるかもしれないが、その含有量はきわめて少なく、牛乳1キログラムあたりわずか1グラムにすぎない。 それもそのはず、牛乳は90%が水なのである。いんちきミネラルウォーターを買わされているようなものだ。 その中のスズメの涙ほどのカルシウムも、同じく牛乳に含まれるリンに邪魔され、ほとんど吸収されることなく体外に出ていく。それどころか、このリンはもともと体内にあったカルシウムまで体の外に出す。牛乳を飲むとカルシウムが摂れるのではなく、牛乳を飲むと体からカルシウムがなくなるのだ。 もし牛乳でカルシウムがとれるなら、日本人よりも牛乳を飲んでいる欧米人のほうが骨折率も骨粗鬆症の発生率も高いのはどうしたわけであろうか。 なぜ、「カルシウムをとるには、牛乳がいちばん」などと、乳業メーカーはウソの宣伝をするのであろう。 欧米人が飲んでいるのだから、日本人も飲むべきだという戦後日本の欧米崇拝が根底にあるのではないか。 もういい加減に日本人は自国の文化に誇りを持ったらどうだろう。和食を食べていればカルシウムなど気にするまでもなく必要量を摂取できるのだから。 牛乳および乳製品は、肉、卵と同様の動物性食品であるから、環境ホルモンにも汚染されており発ガン性もある。 そして、このような失格食品をわれわれが口にするために、ミルクマシーンと化して日々苦しむ牛たちがいるという事実がある。 ほかにも、高温殺菌の問題、乳牛の飼育法の問題など、牛乳の問題を挙げているとキリがないのでこのへんにしておく。 牛乳が3度のメシより好きだという人は別として、栄養があるから飲んだほうがよかろうくらいに思って飲んでいた人は、いま冷蔵庫に入っているパックが空になったならそれをもって牛乳に別れを告げたほうがよい。 牛乳が好きで好きで、牛乳がなければ生きていけないという人は、1日に200ミリリットルを限度として飲むことだ。そして少しずつ牛乳離れしていこう。 その代わりに、カルシウムが牛乳の10倍も含まれているゴマやコンブを食べるように心がければよい。どうしても牛乳のような飲み物が欲しければ豆乳を飲むという手もある。 牛乳は肉や卵と同様、あくまでも嗜好品であり、とらないほうが体によいということを忘れないでほしい。 牛乳をやめても、生クリームやチーズ、加工食品の多くに使われている粉乳など、乳製品はいたるところにばらまかれているから摂取しないようにするのはたいへんだ。おいしいお菓子が食べたいというときにだけ、少量とるという態度に徹したい。
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牛乳の飲み過ぎに注意しましょう! 外山 利通 (著) 価格:¥1,300(+税) これを読んで、牛乳が飲みたいと思う人はおそらく一人もいないであろう。 「牛乳が日本と日本人をダメにした!」―― 牛乳がどれほど体に悪いものなのか、多くのデータと医師たちの証言をもとに徹底的にあばき出している。 |
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上の記事では触れなかった牛の病気や高温殺菌の問題、日本に牛乳信仰を植え付けた戦後のアメリカの経済戦略についても詳しく記述されている。 牛乳を飲むことが生活の一部になっている人は必読の本である。毎日飲んでいるあの白い液体はいったい何であるのか、これで知ったほうがよい。 牛乳は自分の意志で飲んでいるのではなく、官民あげてのマインドコントロールによって「飲まされている」のが実態だということがよく分かる。
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