2食ネット 設立の趣旨

 人間は、食べれば食べるほど寿命を縮め、少食に徹するほど健康になります。聞けば驚くかもしれませんが、実践すればすぐに分かる事実です。

 それにもかかわらず日本人は、健康のためにはこれを食べよう、あれを食べよう、朝食はしっかり摂ろう、好き嫌いせずに何でも食べよう、食べなければ丈夫な体になれませんなどと戦後の栄養教育にだまされて、いまや一億総過食時代を迎えました。

「自分は過食と言われるほど食べていないよ。平均的なほうだよ」という人が多いかもしれません。しかし日本人である限り、その「平均」が、すでに人体の処理能力をはるかに超えるほどの「食べ過ぎ」なのです。

 たとえば発症したら一生治らないといわれる花粉症ですが、なんのことはありません。原因は食べ過ぎです。誰も原因を知らないのですから、医者が治せないのも道理です。
 朝食を抜いて、昼食、夕食とも粗食にして、腹八分目を心がけてみてください。症状は劇的に軽くなり、さらに食事の質を改めることによって完全に治ってしまいます。

 勇気をもって常識を疑い、たくさん食べることを美徳とする戦後日本のいじましい価値観を捨てるべきです。動植物をいたわり、飢餓に苦しむ人々に思いをはせ、少なく食べることを誇りとする思考に私たちは今こそ切り替えるべきではないでしょうか。

 だからといって、なにもみんなで禁欲しようと言っているのではありません。
 それどころか、どんどんおいしいもの食べ、おのおの人生の目的に向かって精力的に活動すべきです。
 しかし、おいしいものとは何でしょう。油ぎったステーキ、添加物だらけのお菓子が本当においしいものなのでしょうか。お腹一杯たらふく食べることが贅沢といえるのでしょうか。

 食材にお金をかけることは間違ったことではありません。ただ問題なのは、いかに正しい食材を見極めるかであり、一人一人がその審美眼を持っているかどうかです。

 ニセモノの贅沢をやめ、正しい食生活を実行すれば、一回一回の食事がこれまでよりもずっとおいしいものになり、しかも病院で得られるよりもはるかに質の高い、体の中から沸き出てくるような健康体になれます。
 本当においしいものは、少量でも充分満足でき、スタミナも驚くほどついてくるものです。
 みんなが本当においしい食事をとり、質の高い贅沢を楽しむようになれば、病人の数は激減し、医療費は削減され、大人の働く意欲は増加し、キレる子供はいなくなるのです。

 人生は食事で決まると言ってもまったく過言ではありません。
 食習慣の誤りからくる病気、体調不良を克服し、それぞれ人生の目的達成に向かってほしい。そんな願いから、この「2食ネット」は生まれました。
 みなさまの本当の健康をサポートできれば幸いです。



 2食ネット 代表