1日2食健康法

第2章 疲れを取るには水を飲む


   食後3時間後に水を飲む   重要度 ★★★☆☆


 「よし、水をたくさん飲めばよいのだな」と分かったところで、ちょっと待っていただきたい。
 水を飲むとき、ひとつだけ、注意事項がある。
 それは、食後3時間以降に飲むということだ。


 食後3時間は、胃腸が消化吸収の真っ最中である。ここで大量の水が入ってくると、消化液がうすめられ、胃腸に多大な負荷をかけることになる。
 たとえば昼食に激辛カレーを食べて3杯も4杯も水を飲めば、午後から羊をカウントするはめになる。
(ちなみに1日2食のとき昼食に辛いものはご法度だ。休んでいた胃腸を傷つけることになる。これは悪い例として挙げた。)


 日本人は、食事中にジュースを飲んだり、食後にお茶を飲む習慣がある。これも誤った習慣である。
「食事中に水が飲めないのでは、食べ物を飲み込めないよ」
 そう思う方があるかもしれないが、午前中にしっかり水分補給をしていれば食事はどんどんのどを通る。それに、飲み物がなければ飲み込めないなどというのは、本来飲む込むのに必要な回数噛んでいない証拠だ。飲み物なしで自然に飲み込めるまで噛むのが適正な咀嚼(そしゃく)回数である。


 余談だが、日本人が食事中にジュースを飲むようになったのには理由があって、それは食事の西洋化である。パンなどの小麦食だ。それまでほとんどの日本人の主食であったごはんは60%が水分であるが、パンは水分をほとんど含まない。だからジュースで押し込む必要が出てくる。あるいは生地そのものに油をべっとり塗り込む必要がある。そんなものを食べたらお茶でも飲まなければいられないに決まっている。
 なるべく洋食をひかえ、和食を基本とした食生活を送るのも、食事中の飲み物をやめるための秘訣なのである。


 それでは、食事中の味噌汁、食後のお茶はどうすべきか。
 これも飲まないほうがよい。
 とくに、緑茶やコーヒーはアルカリ性であるから注意が必要だ。
 味噌汁は酸性食品だからまだよいとして、緑茶・コーヒーは、酸性の消化液をアルカリで中和してしまうという弊害がある。胃液は通常 pH1.5〜1.8で、これならたとえ赤痢菌が入ってきても殺せるが、水を1杯飲んだだけでも pH3〜4まで薄められる。すると胃液は殺菌作用を失ってしまう。ましてアルカリ性の飲料を食事中にとってはいけない。


 味噌汁、お茶をどうしても飲みたいときは、ずばり「温度を上げて、量を減らす」のだ。
 そして、ゆっくり、ゆっくり飲むのである。ぬるい味噌汁、さめたお茶をガブ飲みするよりも、ずっと満腹感が得られる。
 人間が満腹を感じるのは精神面によるところが大きい。必ずしも量を必要としない。大人数でのパーティーなどは楽しく、満腹した気になるが、量としては意外と食べていない。逆にひとりでの食事はついつい食べ過ぎてしまうわりには満足が得られない。
 おなかの満足より、心の満足を求める食事をする。これは水分摂取にかぎったことでなく、食事全般にきわめて大切なことだ。
 味噌汁ならお椀半分、お茶なら湯飲み1杯が許容量。ふうふう言いながら、ゆっくり味わって飲むようにしよう。


 朝食を抜くことと、空腹時に水を飲むこと。これが1日2食法の2本柱である。
 この2つさえしっかり押さえておけば、体調は面白いほど好転していく。


お茶ではなく水を飲む


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